ピアノ協奏曲第17番卜長調 2
この協奏曲は、その年から翌年にかけてモーツァルトのもとで作曲とピアノとを学んでいるバルバラ・フォン・プロイヤー嬢のために書かれている。
彼女の父親ゴットフリート・イグナツ・フォン・プロイヤーは、ウィーン駐在のザルツブルクの宮廷連絡官であった。
モーツァルトは、結局、このプロイヤー嬢に、変ホ長調とト長調という二曲の協奏曲を書き与えたことになるが、初演は、いずれもモーツァルト自身によってなされたものと見られている。
もっとも、このト長調協奏曲については、記録の上ではモーツァルトによる初演を裏づけるものがないため、プロイヤー嬢による彼女の邸での6月13日の演奏が、それとされている。